キャンプやアウトドアでの焚き火や薪割りに欠かせない道具といえば「斧」。本記事では、焚き火用の小型手斧から本格的な薪割り斧、多機能ツールまで、2025年におすすめのアウトドア用斧を15点厳選して紹介します。スペック・使用感・比較ポイントを交えて、あなたにぴったりの一本が見つかるよう丁寧に解説していきます。
アウトドア用の斧ってどんな道具?

キャンプや焚き火に欠かせない斧について、簡単に説明。
アウトドア用の斧は必要?どんな時に使う?
斧が活躍するシーン(薪割り、焚き付け作り、クラフトなど)を紹介。
アウトドア用の斧の選び方
初心者向けに、失敗しない選び方をやさしく解説。
- サイズ・重さ
- 柄の素材(木製・グラスファイバー)
- 刃の形状
- 持ち運びやすさ(ケース付き?)
- おすすめアウトドア斧15選【詳細スペック・使用感つき】
- ① ハスクバーナ・ゼノア ハチェット YANKEE
- ② NedFoss 手斧 38cm
- ③ NEDFOSS マンモス13
- ④ sakagen×TSBBQ スケルトンアックス TSBBQ-032
- ⑤ Fiskars(フィスカース) X7 Hatchet 7850
- ⑥ LEXIVON 手斧 22.8cm(9インチ)
- ⑦ GARDENA 丸太薪割り斧 60cm
- ⑧ UNIFLAME TSURUBAMI 燕三条乃斧
- ⑨ SWAG GEAR キャンプ斧(22cm)
- ⑩ Hultafors オーゲルファン ミニ ハチェット
- ⑪ グレンスフォシュブルークス ハンドハチェット 413
- ⑫ RiveRock ショートハチェット
- ⑬千吉 グラスファイバー柄アッキス 全長300mm
- ⑭ HFS(R) 多機能手斧 3in1
- ⑮ GIRIAITUS マルチツール アックス
- まとめ|あなたにぴったりの斧を選ぼう
おすすめアウトドア斧15選【詳細スペック・使用感つき】
① ハスクバーナ・ゼノア ハチェット YANKEE
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基本スペック
- 全長:約38cm
- 重量:約900g
- 刃の材質:鍛造スチール
- 柄の素材:ヒッコリー材(木製)
- 原産国:スウェーデン(刃)、日本(流通)
特徴と使用感
- スウェーデンの伝統的な鍛造技術を用いた高品質な斧。刃は薄すぎず厚すぎず、薪割りはもちろん、枝払いにも適したバランスの取れた形状。
- ヒッコリー製の柄は滑りにくく、手にしっくりとくる自然な握り心地。木製なので長時間使っても手に伝わる衝撃がやわらかい。
- 約38cmというサイズ感は取り回しやすく、バックパックにもくくり付けられる携帯性がある。
おすすめポイント
- 初心者から中級者まで扱いやすく、ナチュラルなキャンプスタイルにぴったり。
- 手斧としてはバランスがよく、割る、削る、叩くといった多用途に対応。
- メンテナンス性も高く、刃研ぎや柄の交換も自分でできる点が◎。
比較ポイント
- 同クラスの手斧と比べて刃の仕上げが滑らかで、打撃時の安定感がある。
- フィスカースX7と比べて「クラシック感」は強いが、重量感がある分ややパワーを要する場面も。
② NedFoss 手斧 38cm
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基本スペック
- 全長:約38cm
- 重量:約950g
- 刃の材質:高炭素鋼(硬度 HRC 58前後)
- 柄の素材:ウォールナット材(木製)
- 付属品:レザーシース付き
特徴と使用感
- 鋭利な刃付けが施された高炭素鋼の刃は、切れ味が良く薪への食い込みも抜群。焚き火用の小割りやフェザースティック作りにも向いている。
- ウォールナットの柄は手になじみやすく、クラシックで高級感ある外観。オイル仕上げで滑りにくい。
- 刃厚があるので少し硬めの薪にも対応でき、初心者でも比較的扱いやすい印象。
おすすめポイント
- 見た目にこだわりたい方、ナチュラルなデザインを好む方におすすめ。
- アウトドアだけでなく、インテリアや撮影小物としても映えるデザイン。
- 比較的リーズナブルながら、切れ味・仕上げともに優秀なコスパモデル。
比較ポイント
- ハスクバーナのハチェットと比べると、刃の厚みがありやや力が必要だが、その分割りやすい。
- フィスカースのような軽量設計ではないため、持ち運び重視の人にはやや不向き。
③ NEDFOSS マンモス13
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基本スペック
- 全長:33cm
- 重量:約1,200g
- 刃の材質:高炭素鋼(フルタング構造)
- 柄の素材:G10ハンドル(滑り止め加工)
- 付属品:カイデックスシース
特徴と使用感
- 刃厚のあるヘッドで小型ながら高い破砕力を発揮。焚き火用の薪割りやクラフト用途にも活躍。
- G10製のグリップは滑りにくく、濡れた手やグローブ装着時でもしっかり握れる安心設計。
- 刃と柄が一体になったフルタング構造のため、耐久性はトップクラス。ハードな使用にも強い。
おすすめポイント
- タフな作りでガンガン使える手斧。キャンプだけでなく、ブッシュクラフトにも最適。
- 珍しい「フルタング+G10ハンドル」設計は耐久重視派にとって魅力的。
- 刃厚で重心が前寄りなので、振り下ろすときに自然と薪に力が加わる。
比較ポイント
- ハスクバーナのようなクラシック斧と比べると、近未来的で無骨なデザイン。軽快さよりも頑丈さを重視した設計。
- NedFoss 38cmモデルよりも重く、長時間の使用にはやや疲れやすいが、破壊力は上。
④ sakagen×TSBBQ スケルトンアックス TSBBQ-032
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基本スペック
- 全長:30cm
- 重量:約1,100g
- 刃の材質:炭素鋼
- 柄の素材:ステンレス+スケルトン構造
- 付属品:専用シース
特徴と使用感
- 刃体とグリップが一体のフルメタルデザインで、インパクトのある見た目が魅力。
- 切れ味は鋭く、焚き火用の薪や枝をスパッと割れる。
- スケルトン構造で軽量化されているが、金属感が強く、冬場は冷たく感じやすい。
おすすめポイント
- 写真映えするデザインで、キャンプギアにこだわりたい方にぴったり。
- フルメタルながらバランスの良い重量感があり扱いやすい。
比較ポイント
- ハルタホースやハスクバーナなどの木柄斧と比べると、グリップ感や温かみは劣る。
- 工業的な美しさを楽しみたい方には刺さる一本。
⑤ Fiskars(フィスカース) X7 Hatchet 7850
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基本スペック
- 全長:35.5cm(14インチ)
- 重量:約640g(非常に軽量)
- 刃の材質:鍛造鋼
- 柄の素材:FiberComp(耐衝撃軽量樹脂)
- 付属品:ブレードカバー
特徴と使用感
- 驚くほど軽く、片手でも楽に操作可能。初心者にも扱いやすい。
- 特殊な刃の形状で食い込みが良く、乾燥薪の割りにも対応。
- 柄の素材が頑丈かつ軽く、耐久性も優れる。
おすすめポイント
- 軽さを重視したい方、女性や初心者に特におすすめ。
- モダンな見た目と性能の両立が魅力。
比較ポイント
- NedFossやグレンスフォシュのような重厚感はないが、取り回しやすさではピカイチ。
- 力を使わずに割れるため、長時間の作業もラク。
⑥ LEXIVON 手斧 22.8cm(9インチ)
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基本スペック
- 全長:22.8cm
- 重量:約700g
- 刃の材質:高炭素鋼(精密研磨)
- 柄の素材:ファイバーグラス複合材
- 付属品:保護シース付き
特徴と使用感
- 小型ながら切れ味が良く、焚き火用の細薪作りにぴったり。
- 握りやすいラバーグリップで滑りにくく、短時間の使用でも疲れにくい。
- コンパクトで収納性抜群。
比較ポイント
- X7やマンモス13に比べて更に短く、携帯性を重視する方に向いている。
- 斧というよりナイフに近い操作感。
⑦ GARDENA 丸太薪割り斧 60cm
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基本スペック
- 全長:60cm
- 重量:約1.6kg
- 刃の材質:鍛造鋼(不粘加工)
- 柄の素材:強化ファイバーグラス
- 付属品:保護ケース付き
特徴と使用感
- 本格的な薪割り向け。長さと重みで太い薪もスパッと割れる。
- 振り下ろし時の威力は圧倒的で、割れにくい広葉樹にも対応。
比較ポイント
- 他の軽量斧と比べて明らかに大型。薪ストーブ派に最適。
- 重いので持ち運びには不便。オートキャンプ向け。
⑧ UNIFLAME TSURUBAMI 燕三条乃斧
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基本スペック
- 全長:約33cm
- 重量:約850g
- 刃の材質:鉄製(燕三条製造)
- 柄の素材:オーク材
- 付属品:革シース
特徴と使用感
- 日本の職人技が光る和斧。和風キャンプスタイルにもぴったり。
- 重すぎず、片手での操作性に優れる。小割に最適。
比較ポイント
- 北欧系斧と比べてコンパクト&軽量。和風ギアとの相性が良い。
- デザイン重視派にもおすすめ。
⑨ SWAG GEAR キャンプ斧(22cm)
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基本スペック
- 全長:22cm
- 重量:約600g
- 刃の材質:65マンガン鋼
- 柄の素材:ヒッコリー材
- 付属品:レザーシース
特徴と使用感
- 見た目は小さくかわいらしいが、薪割りや枝払いにしっかり対応。
- 刃の形状が鋭く、小さな割り作業にちょうど良い。
比較ポイント
- Lexivonと同様、ウルトラコンパクト斧。ソロキャンパー向け。
- グリップが天然木で見た目にもこだわりたい人に◎
⑩ Hultafors オーゲルファン ミニ ハチェット
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基本スペック
- 全長:24cm
- 重量:約500g
- 刃の材質:スウェーデン鋼
- 柄の素材:ヒッコリー材
- 付属品:レザーシース
特徴と使用感
- スウェーデン製、伝統工法で作られた本格斧。職人の手作り。
- 驚くほど軽量で細かい作業にも使える。クラフト用途にも◎
比較ポイント
- 同じスウェーデン製のグレンスフォシュよりも価格は控えめ。
- ミニサイズながら実用性は高く、旅や登山にも向く。
⑪ グレンスフォシュブルークス ハンドハチェット 413
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基本スペック
- 全長:24cm
- 重量:約600g
- 刃の材質:スウェーデン鋼
- 柄の素材:ヒッコリー材
- 付属品:高級レザーシース
特徴と使用感
- 世界中で評価されるハンドメイド斧。切れ味・仕上げともにトップクラス。
- 持つだけで所有感がある、美しいフォルム。
比較ポイント
- 価格は高めだが一生モノの品質。斧マニアや上級者に。
- ハルタホースよりさらに洗練された仕上がり。
⑫ RiveRock ショートハチェット
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基本スペック
- 全長:約30cm
- 重量:約800g
- 刃の材質:炭素鋼
- 柄の素材:TPRグリップ
- 付属品:シース
特徴と使用感
- Amazonで人気のコスパ斧。初心者のエントリーにも◎
- 重さ・サイズのバランスがよく、使いやすい。
比較ポイント
- 高級モデルと比べると仕上げや耐久性はやや劣るが、コスパは非常に高い。
- 初めてのキャンプ斧にぴったり。
⑬千吉 グラスファイバー柄アッキス 全長300mm
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- 全長:30cm
- 重量:約800g
- 素材:刃:炭素鋼、柄:グラスファイバー
- 特徴:グリップ性と耐久性に優れたグラスファイバー柄。
特徴と使用感
- グリップ性と耐久性に優れたグラスファイバー柄。
- 手にしっくりなじみ、扱いやすい。ホームセンターでも入手しやすい。
比較ポイント
- コスパと入手性を重視したい人におすすめ。
⑭ HFS(R) 多機能手斧 3in1
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基本スペック
- 全長:約27cm
- 重量:約750g
- 刃の材質:ステンレス鋼
- 柄の素材:合成樹脂
- 付属品:シース、付属ツール(ハンマー、レンチ等)
特徴と使用感
- 複数のツールを内蔵したマルチツール斧。災害時や防災グッズにも。
- 本格的な薪割りにはやや非力だが、携帯性は高い。
比較ポイント
- ソロキャンプや非常用に一本あると便利。
- 純粋な薪割り性能では他の斧に劣る。
⑮ GIRIAITUS マルチツール アックス
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基本スペック
- 全長:約17cm(折りたたみ式)
- 重量:約450g
- 刃の材質:ステンレス
- 柄の素材:アルミ合金
- 付属品:各種ツール(ナイフ、ノコギリ等)
特徴と使用感
- 小型で多機能。アックスとしての使用よりツール的用途がメイン。
- 車載、防災、アウトドア初心者向けに人気。
比較ポイント
- 本格的なキャンプや薪割りには向かない。
- スイスアーミーナイフ的な感覚で持ち歩く用。
まとめ|あなたにぴったりの斧を選ぼう
アウトドア用斧といっても、サイズや重量、切れ味、デザイン、機能性などで大きく違いがあります。焚き火用の軽量斧が欲しいのか、本格的な薪割りがしたいのか、マルチツールで兼用したいのか——目的に合わせて最適な1本を選びましょう。
こだわりのあるキャンパーには【グレンスフォシュ】や【ハルタホース】、コスパを求める方には【NedFoss】や【ビッグマン】などがおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、あなたのアウトドアスタイルにぴったりの斧を見つけてください!
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